理事長のひとりごと

忘却

2018.01.17

年が明けて、仕事に追われる日々の中、夜のNHKニュースで阪神大震災の発生から23年目を迎えたことに気づく。今日は朝刊も見てなかった。
 1月17日は、愛する娘の命日。阪神大震災の報道に接するたびに思いをはせていたはずなのに。それなのに、すっかり忘れてしまっていた。
忘れるはずがないはずだったのに、人間は悲しい動物ですね。いつまでも悲しみを背負いながら生きていけないだろうからか?
 震災で家族を亡くされた方々に対して、同列に並べて語ることは大変申し訳ない。お許し願いたい。
 思わせぶりに記したが、1991年10月6日生まれで、14年前に2004年1月17日夕刻、12歳で息を引き取った愛娘は、アビシニアン種の猫の「アビー」のことである。
 数年以上ペットロスが激しく、庭に写真入りの墓を作り、部屋には桐製の仏壇を備えた。
 早速、日が暮れて真っ暗な庭に出て、墓に手を合わせた。
 自分が天に召された後、ひとりでも良いから、誰か時々思いだしてもらえたら、幸せだなと、ふと感傷に耽ったひと時でした。
 「アビー」を追悼して、彼女の写真を載せました。         (愛娘「アビー」)