理事長のひとりごと

不幸中の幸い

2018.01.13

 NHK ・週刊ニュース深読みで今週の成人式での「はれのひ」による晴れ着が届かない騒動が報じられた。
 晴れ着を着て出席する予定の本人とその家族の困惑の中、東京・八王子市民がボランティアで立ち上がり、自分の娘のことの様に着付けなどを支援したとのこと。
 さかのぼる50年前のことで、男であり、ピンと来ない点もあるが、今の様に晴れ着を着飾って成人式が派手に行われていなかった時代?
 制度により、同級生たちは1年前に成人式に出席しており、3月生まれの私は、同じ生まれの1学年下の人々と成人式に出席し、寂しい想いをしたので、成人式の報道を見るたび「くだらない」と思う自分が、いつもいる。
 騒動の中、式典開始1時間半前に美容院にたどり着き、店長の励ましで開始30分前に市の式典に送り出せたとのこと。セットの最中は、焦らないように楽しい話題に努めたと。 
 ニュースに登場した「村田梨沙」さんのコメントに胸を熱くし、成人式も捨てたもんじゃない!
 店長は「楽しんできてね」と言って送り出してくれたそうです。
 彼女は、「自分の仕事を全うし困っている人を一人でも多く助けたいと思う人がいることに、自分も大人になったからには見習って夢に向かって頑張っていきたい」と述べた。一部を紹介する。
 成人式を迎えた方々にとってとんでもない出来事だが、彼女にとっては、大人の世界に踏み出す成人式によってひと回り大きくなれたと信じます。
 前述の美容室店長のことは、障がい者に対する対応ではないが、施設を利用する皆さんに接する諸君たちにとって参考になるシーンであったと思う。